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曽原

 なるほど、協会・現場・会員を三位一体としているわけですね。


河野

  そこで、どうしてユースホステルは会員制なんだろう?という問題が一つあります。あまり触れたくないんだけれども、触れておかなければならないと思います。組織というのは何においても、お金が無ければ運営していけない、ホスピタリティ、ボランティアだけでは成り立たない部分ありますよね。その部分を、どこでどういう風に捻出したらいいのだろうと・・・・、それから、無から、有を生じさせていくには、やっぱりある程度必要なお金だってあるわけで、例えば直営YHだってそうですよね。あれは、最終的に補助金や色々いただいているけれども、基本的には皆さんの納める会費がああいう形になって現れている。



  ユースホステルは、日本には350くらいありますが、世界には74ヶ国が加盟しています。日本では12万人。世界では、320万人の会員、仲間がいます。そして全世界に4000のネットワークがあるわけです。それを利用して世界的な、国際的なネットワークのたびをする、そういう規模の団体は、ユースホステルしかないわけです。だから、これを大事にしないといけないので・・・・、ここだけを見てもらっても、大変な存在なんです。このネットワークをうまく活用しながら、世界中を、若い人たちに見てもらいたいですね。それが私どもの一番望む所なんですね。

 で、先ほどの問題で、なぜ、会員制かというと、ある程度、負担能力というか、自分の小遣いを我慢すれば、学生さんだって、一年間の会費くらいは払えるだろうと、ちょっと負担してよと、そんで、自分のホスピタリティの一貫でもあると同時に、もう一つは、仲間意識というかね、それともう一つは
「俺たちが参加している」
という自意識が生まれてくるだろうと。そのために応分の負担をしてくださいと。

 ところが、子供がいるよね、少年会員・・・・。

 その子供たちは、まだお小遣いももらえない世代ですから、この世代、つまり少年会員がどうしても伸びてないんですよね・・・・。本来は少年会員にターゲットをもたなきゃいけないんで、これをどうしたらいいかってんで、正直言って私は、日本協会の中に、少年会員を無料にしたらどうだろう? これは、際限なく無料ということではなく、YHの門を叩いてくれた人は、会費貰わなくてもいいじゃないかと・・・・。そうして子供たちがだんだん少年から青年になり、成人になった暁には、正規なメンバーになっていただくとして、いま、子供たちがも門を叩いてくれたら、それは無料にして会員と同じようなと同じような待遇をしたらどうだろうと、言うふうに私は運動の方向を考えて、リードしているといったら語弊があるかもしれないけれども・・・・思い上がりがありますが、私はそういう事を、提唱し始めています。私は、近い将来、それが、実を結ぶんじゃないかな・・・・?と思っております。ま、そんな事を、今日は伝えたくてしょうがなかったですね。

 それはね、YH運動に携わる私たちを、うんと勇気付ける方向なんですよ。なぜかって言うとね、我々が協会の運営の為に、運営費を生み出すために、会員を増やしてる、というふうに受け取られかねないような風潮、世相の中でね、そうじゃないんだと、時代をになう少年たちに夢を持ってほしいと、夢がYHでは叶うんだよと、いうことを教えてあげたい。
つづく