2003年7月18日 (金) 20:54
できるなら私は、山田太一さんとテレビ局に御願いして、こんなリメイクをつくりたいと思いました。高原へいらっしゃいユースホステル版です。
会員減少のために誰からも見捨てられてしまった古い巨大なユースホステル。日本ユースホステル協会は、ついに閉鎖を決定する。その閉鎖が決定されたユースホステルに思い入れをもっていた常連客の一人が、ユースホステル協会に御願いして、1年間格安で貸してもらい、復活のために立ち上がる。1年で集客を10倍にすれば、そのユースホステルは閉鎖からまぬがれるかもしれない。そういう設定でリメイク版を作ってみたくなりました。
ユースホステル版高原へいらっしゃいにでてくる面川清次は、中村雅俊でどうでしょうか? 中村雅俊の演ずる面川さんは、こんなセリフを言うんです。
「観光地から離れている。場所は不便でスキーやスケートはできない。登山ハイキングいずれもコースからはずれている。温泉もない。施設はボロボロ。おまけに巨大な施設のために経費がかかる。最近の人気ユースホステルは、全部ペンションスタイルの小規模アットホームなところばかりだけれど、ここは全部が2だんベットで、巨大なためにアットホームな売りももてない。おまけに設備は全て最悪。布団はかびくさい。雨漏りもすれば、トイレのニオイのような悪臭も館内にじゅうまんしている。普通のお客さまなら2度と泊まらないだろう」
「・・・・」
「そもそもユースホステルの会員は減るばかり。青少年施設としての認知度も低くなってきたし、第一ユースホステルそのものを知っている人がいない。こういう悪条件のユースホステルを再建したい。というより、再建したいのはユースホステルではなく、ユースホステルのもつ魅力なんだ」
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