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リメイク版の第2話解説

2003年7月26日 (土) 00:49

「私コックです」と突然面川の前に現れた小池(菅原文太)は、高原ホテルで料理長として働きたいと申し出てきた。すぐに承諾する若月(西村雅彦)に対し、面川は突然やってきた男の事を信用する事が出来ない。

 どうして信用できなかったかと言いますと、面川には面川なりの勝利の方程式があったからです。有名シェフでお客さまを呼ぶ。それが面川の勝利パターンだった。

 もちろん面川は小池が有名シェフであることを知っていました。しかし、シンガポールで有名であっても、日本の料理雑誌マスコミで知られているわけではないし、そういうシェフが、勝利の方程式にあてはまるかどうか分からなかったのでしょう。

 若月(西村雅彦)には、そういう面川の方程式が解けなかったから、コックなんか誰でも言いと思っていたふしがあります。しかし、面川には面川の目算があり、その目算でホテルを成功させるはずだった。

 ただ私の予感では、このドラマは、面川が作った方程式とは、別の数式がホテルを成功させるような気がします。有名シェフでホテルを売っていくのではなく、別の何かで売っていく。そんな気がしてなりません。

 ちなみに面川は、若月の強いすすめもあって、小池に採用試験という名目で夕食を作ってもらう事にしました。出てきたモノはチキンライスが一品。あぜんとしている面川ですが、オーナー(竹脇無我)から一週間後にプレオープンしろと命令がきます。この命令により小池にシェフをお願いするしかなくなった面川は、仮採用という事にしました。

 また、かなりドジな麻美(純名りさ)も、スタッフに加える事になり、一週間後のプレオープンに向けて内装や食材探しが急ピッチで進められる中、招待客が決定しました。その人物は、昔、面川が叩かれた有名なホテル評論家の神崎三千男(杉浦直樹)でした。

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