リメイク版の第2話解説1
2003年7月26日 (土) 00:58
面川は、神崎を迎えるにあたって、神崎の嗜好をリサーチしてフランス産高級ワインや高級牛肉を注文し、神崎好みのメニューを小池に作るように指示します。しかし、小池は勝手に高級ワインや高級牛肉をキャンセルし、地元の食材にこだわり対立してしまいました。
この面川の判断は正しいのです。いわゆるマーケッティングというやつで、一流ホテルならどこでもやっていることです。お客さまの嗜好を調査して、それに合わせてメニューを決める。それはとても正しいことなのです。
しかし、その正しいはずの面川の判断に小池は逆らいます。マーケッティングの基本を敢えて外そうというのです。面川が面食らったのはいうまでもありません。2人が対立するのはあたりまえです。しかし、この小池の判断が、八ヶ岳高原ホテルを精巧に結びつけるのです。一見、正しいはずの面川のマーケッティングよりも、小池の判断が正しかった。これはどういう事なのでしょうか?
それについては、後述するとして、いよいよプレオープンまであと1日となりました。神崎に出すメニューを考えた面川は、そのメニューに従って作ってくれと言いますが、自分に任せて欲しいと頼む小池。そんなやりとりをしていると、明日来るはずの神崎がホテルへやってきたのです。神崎もかなりの食わせ物でした。
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