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解説2

2003年7月31日 (木) 23:39
 リメイク版の第5話解説3

 その夜、面川は、予約をキャンセルされたお客様宛てに、ていねいな案内状を書き始めました。そして八ヶ岳高原ホテルの写真を同封しました。

 翌朝、食堂へ行ってみるとバイキング方式の朝食が出来上がっていました。団体客を迎える食事を小池が考えたのです。若月はコストが掛かり過ぎだと非難するが、原価表を見せられ、利益が出る事に驚きました。

 そして、当日、団体のお客さまを迎えます。その時の若月さんの顔が良かった。本当に嬉しそうでした。他のスタッフたちも、一生懸命でした。厨房で一緒になって必死に働いていました。お客さまの評判は良く、みんな喜んで帰っていきました。そして、お客さまの中から冬の御予約も入ったのです。リピーター1号でした。

 リピーター1号。

 私にも覚えがありますが、リピーター1号のお客さまは絶対に忘れることはできません。それほどリピーターをつかむことは難しいのです。私どものペンションも、リピーターをつかむまで6ヶ月もかかりました。しかし、1号リピーターの後には、ジャンジャンとリピーターさんは押し寄せました。しかし、そうなるまでが大変だった。