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8話 感想&解説

2003年8月26日 (火) 00:45

 森の中の童話も、そろそろクライマックスを迎えつつあります。視聴率はともかく本当に面白くなってきました。私は、昨日(8/27)の深夜に御客さまの寝静まった後にビデオで見たんですが、最近になく、いいドラマだなと思いました。

 今だからこそ、こっそり打ち分けますが、実は私、裏番組も大好きで面白いと思っています。両方が大好きなんですが、いかんせん仕事が忙しすぎて、どちらも中々見る暇がありません。だからビデオがたまる一方なんですが、それでも何とか深夜に時間を作って御客さまが寝静まった後に、ひっそりと隠れるようにビデオを見ています。そして見終わると鳥たちが朝のさえずりを聞かせてくれるのですが、高原の朝の早さには、まったくあきれてしまいます。

 考えてみると私どもの生活も、森の中の童話のようなものかもしれません。私たちの世界は、童話のように非現実的です。毎日が恐ろしくリアリズムに欠けるのです。事実は小説よりも奇なりと言いますが、人間の空想なんて、現実の奇妙さにくらべれば、ちっぽけなものです。童話のようにみえるリメイク版の『高原へいらっしゃい』よりも現実の方が、もっと奇妙奇天烈でリアリズムに欠けていたりして童話ぽかったりする。しかし、それを書いてしまったらリアリズムが消えてしまうんですよね。嘘っぽくなってしまう。