解説6
2003年8月29日 (金) 22:33
リメイク版『高原へいらっしゃい』の不思議な魅力とはなにか?
それは強力な裏番組と
リメイク版『高原へいらっしゃい』の両方を一緒にビデオで拝見するうちに、
しだいに、ぼんやりと見えてきました。
裏番組は、良くも悪くも完成されてますし、企画も当たったし、話題性もあり、分かりやすく、演技もうまい。それに比べるとリメイク版『高原へいらっしゃい』は、今ひとつですが、裏番組にはない『未完製ゆえの良さ』があるような気がします。
面川さんが、地味な素人スタッフを集めて、みんなで八ヶ岳高原ホテルをコツコツと手作りで作り上げたように、リメイク版の『高原へいらっしゃい』も、スタッフ・キャストの不器用な手作りの匂いがします。そう感じるのは私だけでしょうか?
テレビドラマは、テレビ局だけで作る。
それでいいんでしょうか?
視聴者が、テレビドラマを育てる。そういうドラマがあってもいいのではないでしょうか?
未完製の匂いがするリメイク版『高原へいらっしゃい』を、
私たち視聴者が温かく育て上げ、スタッフキャストの皆さんと共同作業することはできないでしょうか?
『高原へいらっしゃい』の世界とは、そういう世界ではないでしょうか?
子供の頃に旧作を見た時に、あの中に加わりたい。 強烈に思いました。
そして、その願いを20年かけて達成した私も、リメイク版『高原へいらっしゃい』を見ているうちに、リメイク版の八ヶ岳高原ホテルにも加わりたいと思いました。視聴率が低迷し、裏番組が面白くなればなるほど、旧作の面川さんのように、リメイク版をなんとかしたいと思い、リメイク版の製作にも何らか形で加わりたいと思いました。そして、こんなホームページを造ったりして、勝手にリメイク版の応援をはじめました。
1話短縮は残念ですが、私は、あきらめられません。最後までリメイク版『高原へいらっしゃい』を応援したいです。2時間スペシャルが何本もできるまで、ビデオが発売されるまで、ずっと応援していきたいと思います。そうすることによって、自分が物語の中の『高原へいらっしゃい』のスタッフに入るという夢を実現できるような気がします。旧作の面川さんと同じ気持ちを味わえるようになるような気がするのです。
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